夏の目玉焼き
山荘来訪者にとっての楽しみの一つが、冬の厳寒の外気をあざ笑うが如き
ストーブがんがん燃やし。中ではTシャツ一枚で・・・。あのゆらめく炎・・・。
(参考までに、あの青い蜃気楼のような炎が出せるのは「ストーブ一級」です)
そして、ストーブに載せた個別フライパンで焼く目玉焼きがめっぽう旨い。
誰がなんと言おうと旨い。実は旨くなる条件が揃っているのだが・・・。略。
さて、その冬の楽しみの目玉焼きを、この夏、第一作業班のY賄い班員が
ゴルフスタート前の朝に、
『今日、今、食べたい』と言った。
えー、じゃー、ストーブ燃やすの? まさか・・・。
そこへ「焼き方名人」のN親方登場!
なんと朝から七輪に炭を熾し、そこへあのフライパンを載せて、特製目玉焼きを
作ってしまった。
これを快挙というか、言ってみるものだといおうか、それともナントカもおだてりゃ・・・と
言うべきか。いやいや素直に快哉とするべきだろう。
こうして夏でもあの豊饒な目玉焼きが食べられることとなった。
この夏の印象事件。第一作業班は、ますます食う姿が似合うこととなってしまった。
今までは冬の楽しみの目玉焼きだったが・・・。