『亭』の系譜

7月8日夜、根津の「はん亭」で、第一作業班の復権を期す宴が行われた。

参加はK予備役班員、N親方、N作業主任、Y賄い担当などの常連のほか、病い回復中のFシェフに久々のT嬢、それと第三からK君、そして小生とほぼフルメンバー。

これだけの顔ぶれだと談論まことに風発。作業班としての数々の思い出話、K君の半畳。Fシェフの遍歴話。N親方とK嬢の珍妙な掛け合い(文字通りチンの話)。そして過去の上海、蘇州、台湾旅行のおかしかったあれこれ・・・。K予備役班員も別次元に入り込んで、仕事世界の面影無し(こういう表現が正しいのか)。ともかくこの席では、それが”さまになって”いて・・・。

他愛なく話があちこちに揺れ動き、それぞれが仕事世界でかかえる煩いは、「はん亭」の吹き抜けの彼方へ飛んでいった。いくたの時空を共にしてきたという共感が、「軍団の結束」のごときものを呼んで、とても楽しい時間が流れていた・・・。

現実の『復権』については、山荘川べりの工事予定囲いを「いずれいずれの夢にする」というあたりの落ち着きようが妥当な現実認識。しかしそれとは別に先ず「かまどを作る」という案も浮上。如何になるや・・・。

さてタイトルの事だが、ちょうど1年前の7月6日は神楽坂の『松太亭』。今年2月には上野の『韻松亭』。そして今回『はん亭』。『亭』と第一作業班はよく似合うということかも知れない。いずれにせよ「復権の先」が楽しみである。

みな予備役風味になってきたとはいえ、代わりに重ねてきた”純粋阿呆”の歳月が貴重な味になっているわけだ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

コメントする