ヤマネの墓
山荘にまたヤマネがやってきた。これで3回目だが、今回は息をしていなかった。先に滞在した家人が「冬眠かも・・・」と一縷の期待で手厚い環境にかくまったが、残念。ヤマネが冬眠するときはボールのように丸くなって長い眠りを迎えるとのことだが、これはそうではなかった。
そこでテラスそばの石の前を「眠りの場」として落葉の中にそっと安置し、一応線香をたむけた。木村じゅ君と二人で手を合わす。
もちろんこのヤマネ君が春に眠りから醒めるのならそれは嬉しい。さなくともこの可愛い動物(天然記念物)の命に祈りと、我が山荘来訪の感謝を捧げるものである。
僅かに残る紅葉の中に、ヤマネの仮の墓がある。