作業班という不思議な存在

11月20日~22日にかけて、第三作業班名目でのゴルフ来訪があった。

いまや常連の木村樹紀君、高森志文さんに加え、木村君が飲み屋で山荘の話をして来訪希望となった山邊昌太郎君(92年入社のRのOB)。

 ○ゴルフポーズの3人 

木村君は、先にチャリティゴルフに出る破目になり、急遽山荘でゴルフ特訓をしたその流れ。その時一緒だったのが転勤環境のおかげで「この際ゴルフを上手くなりたい」願望の志文さん。それに山邊君が加わったわけだ。

蓼科の最低気温はマイナス3度くらいで最高は7~8度。厳しい寒さを覚悟していたが、晴れて微風だったので、それなりに快適ななかでのゴルフとなった。庵主も2日間付き合ってしまった。⇒2日目、ゴルフ場のフロントが『生嶋さん、今日も晴れなのでプレイする事になりましたね』と、おっしゃる。雨だと来ない・・・は定番であるらしい。

ゴルフの結果あれこれは省くが、話題になったのは「オリンピック」。木村じゅ君が『ルールが良く判らん』と言い、2日とも負けた結果『このルールはハンデがあってしかるべきだ』と言い出す始末。負けず嫌いな一面がのぞいておかしかった。ともあれ春というか初夏の蓼科再戦を約して散会。

テラスのテーブルセットの収納やBBQコーナーの冬支度、マキの補給などミニ作業も行ったが、今回帰路での特筆すべき話題は〈作業班に対する庵主の家人の認識〉という積年のテーマ。

家人サイドでは「昔の上司から頼まれて、やむなく色々作業をする破目になっている作業班の人たち」という常識的な認識から抜け出せないままであるらしい・・・という話題。たしかに・・・。小生もこのブログでかつて『世間の人が聞いたら???という所業であろうか』と書いたことがあるくらいだから、作業班というのは不思議な存在に違いない。

『山荘に作業班が来る』というと、たいていの人の反応は、一瞬遅れる。(えーと、それは・・・。有料? 何かの団体? あの別荘は会社の寮か何かでその研修?・・・。)と思考が巡って反応が遅れるわけだ。そして、あいまいに微笑んでいただける。そういう存在。

蓼科山荘作業班、ネーミングは変哲も無いけれど、その存在は文字通り 『進化の不思議』である。これからもその「常識を超えた存在」の進化が続くことを願っている。山荘に来訪した人たちの、とりわけ作業班の人たちの笑顔がいつもまぶしいほどだから。静かにストーブの炎を見つめているだけの時間が豊饒だから。笑い声が弾けているから。あえて言えば縄文人に近づいたような気分だから。

ほんのりとした気持ちで、進化の流れを想う。

純粋とも言える交流を想えば、歓喜。

定めなき行方を想えば、わずかな哀感。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

コメントする