厳冬の蓼科を楽しむ会

それは2000年もののドンペリから始まった。2月12日夜に小生宅に参集した前泊組の木村じゅ君が大事に扱うひと瓶。車への積み込みにも気を使ったそれは『山荘10周年祝いの品』だった。同行は大野君と木島君。常連の”家族風味”メンバー。

山荘では(ドンペリ保存のまま)、ビールと日本酒の夜が深更まで続いたわけだが、小生が珍しく「ちょい熱燗」を依頼した結果、事件が起った。超々熱燗。担当の木島君が嬉しそうに鍋つかみで持つ徳利。これは沸騰酒なり。飲まない人は強い。

熱燗極まれり.JPG

翌13日にはシェフの高森さん(Aビール勤務)も加わったこの企画は、延期となった第一班にかわって急遽実現となった第三班のおなじみメンバーの集い。雪が煌いていたチェルトの森山荘群を車で散策した以外はゆっくりのんびりの時間となった。唯一作業らしいことと言えば、雪の重みで折れかかった実生の松の木を「救おう作戦」くらい・・・。それから次の作業目標として、〈星を見る縁台〉(兼テントスペース)の設営場所を仮決めしたのは、収穫というか楽しみな明日。

ゆっくり起きた朝、2階のコーヒーテーブルで、陽射しに輝く雪景色を眺める「贅沢時間」があった。樹氷のような木々の雪の氷がキラキラ、キラキラ・・・。声がない・・・。時間が止まって・・・。

雪景色3.JPGのサムネール画像
雪景色2.JPGのサムネール画像

○以下、写真とコメント。

山荘の前で.JPG

○山荘前で記念写真。雪景色が楽しくて歩き回って・・・。

この木を助けよう.JPG

○記事で説明した松。 これを助けることにして・・・。氷となった雪を落とそうとしたら、葉がバラバラ折れて落ち、助け起こそうとしたら折れそうになり・・・。 ようよう棕櫚ロープで隣合う木と結んであげた。『この木のためにほんとに良い事だったんだろうか。』という根源的な自問自答もあったやに聞く。

ここに雪見台.JPG

○ これは仮決めした「星見台」の場所を差し示す棟梁3人の図。前回来訪時にテニスコートあたりまで出かけて流星群を見たが、ずっと上を見ているので「首が痛い」。プラス「この近くには寝そべって星を見る有料施設がある」という事実。プラス「夏場、大勢で来たとき、数人は外のテントで寝るのも風情」という遊び心。ついでに、位置をっ囲ったままで時間が流れている第一作業班の「涼み台」対抗の意味も含まれているらしい。場所がちょうど、小川への枕木道をはさんでの反対側だから・・・。ともあれ構想は成った。焚き火スペース他、浮上したあまたの案よりも有意を覚える。実際に寝転がって星を見る日が待たれる思いだ。

悠久の星もさることながら、光芒の我らの所業をこそ味わう場所となろうか。刹那でも良い。そこに気心の知れた友が居れば・・・。そういういっときの為の場所へ。

火熾し開始.JPG

○ダッジオーブン用の火熾しの開始。零下3度のなかでも楽しそう。

雪のなか味チェック.JPG

○志文シェフが味チェックにお出ましに・・・。今回は〈地産地消〉という”あと付けテーマ”のもと地元野菜あれこれ。鯛も車海老も牡蠣も〈事前メニュウ〉の幻となったが、野菜は野菜で深い滋味。ピラフにも挑戦したが、火が強すぎて(近すぎて)焦げるという半失敗。結果次回までに「遠火」用のセットなどを購入する段取りへと話が発展した。ダッジオーブン料理、進化の兆しなり。

大野ピアノ.JPG
コック姿.JPG

○大野さん2題

上はいつものピアノ姿。さしたる進歩は見られない(失礼!)ながら、ポロンポロンと自分境地に入り込む。人柄の面目。

下はコック服姿。りりしい までは言わないけれど、様になる。これは、それ以前に「Tシャツに首タオル」という飯場スタイルで盛り付けしようとしていた姿を見かねた庵主が提供したるもの。まんざらでもない本人の笑顔をご覧あれ。画面左には「虹マシーン」からの光が・・・。

帰京を前に、当たり前のごとく綺麗になった山荘があった。

『この次は4月末とかにゴルフ付き合宿を』という番外テーマを約しての別れとなった。この次回合宿は実は、某君のチャリティゴルフ参加の事前トレーニング、という意味がある模様。

では、遊び心を抱いて晩春に再見。

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